島根径写真展「DULL COLOR」開催中!>>
~ 11月 26日 (水)までです。是非ご覧になってください!
今日、明日は島根氏 在廊しております!
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島根径「DULL COLOR」 |
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日本代表 2 - 1 豪州代表
来年1月のアジア杯を自国で開催する豪州は、なんと11月11日に来日し、14日の国際Aマッチデー(国際Aマッチデー:世界中で国際公式試合にあてる日、この期間は各国の主要なリーグ戦は中断する。まさにワールドスポーツだ!)には試合を組まず、この日本戦だけに照準を合わせる気合いのいれよう。そして試合の入りは、その勢いのまま豪州が圧倒する。
豪州のシステムは日本と同じ中盤が逆三角形の[4-3-3]。豪州は、主導権を握ろうと高い位置から圧力をかけボールを奪うと、アンカー長谷部誠の両脇にあるスペースを執拗に狙ってきた。ボールが在る所々で常に数的不利を強いられた日本だったが、豪州の淡白なフィニッシュワークにも助けられ最後のところはやらせない。
この状況に、解説者の宮本恒靖氏は、バイタルエリアでフリーになる相手選手に対し、もっと早くCBがプレッシャーを与えるべきだと言っていたが、時折見せるその対応は、どうも吊り出されているようにしか見えなかった。現に17、19分と、その最終ラインのギャップを突かれ中央を崩されている。
そこで36分、そのミスマッチを修正すべくハビエル・アギーレ監督が動く。インサイドハーフの遠藤保仁を一列下げ、長谷部と並べてダブルボランチにし、香川真司をトップ下に置く[4-2-3-1]へ変更すると、これまでの流れがウソのようなというか、まるで別の試合を見ているかのように日本がゲームを支配していく。
そして、後半頭から途中出場した今野泰幸が試合を決める。
左のボランチに位置した今野は、前線のプレッシングに連動しながらボールの取り所となり、セカンドボールも次々と回収していく。インターセプトをすれば、そのまま持ち上がり攻めに厚みを持たせ、しまいにはゴールも奪ってみせた。
岡崎慎司もまた、アギーレ体制6試合目にしてようやく初ゴールを決めた。しかも、史上最速で代表通算40得点目となるメモリアルゴールでだ。
しかし、アジア杯前の最後の試金石となる試合で、豪州に対しこれまでにない快勝をおさめた日本だが、課題も浮き彫りとなった。序盤の劣勢時に監督が修正を施す前に選手たち自らで対応は出来なかったのか。また、相変わらず横方向のパスをかっさわれてカウンターを受ける場面も散見され、終盤の失点というゲームの終わらせ方など山積みである。
でもまぁ、アジアのライバル国との対戦で、収穫の方が多かったかなと、ほっとしている。
ムタ