島根径写真展「DULL COLOR」開催中です!
4月30日(日)までです。是非ご覧ください!
島根径「DULL COLOR」 |
下積みの時間
時間について。。僕は自分の展示にかんする告知用としてしか活用していないのだが、最近Facebookの投稿で少しひっかかるものがあった。
そもそも、それはお店の宣伝用としてフル活用されている僕の地元の美容師の先輩が、「いいね♪」を押し。〜さんが「いいね♪」と言ってます。と僕のもとに勝手に流れ込んできた情報なのだが…それが、中々ひっかかる話だった。
その投稿をしたのは、さる、有名店のオーナーの方だったのだが、自らのお店の3月分の売上げが〜万です。
一年目の〜君がこれだけ売り上げられるんです。何年もかけて育てていた、今までの美容室のやり方て意味があったんですかね??
と言うかなり批判的に、今までのスタイリストデビューまでの3年、4年下手すればそれ以上に時間をかけるやり方を否定していた内容だった。
勿論、その方の言う通り、効率的に考えると、早めに覚えられる(あくまでも基本的な内容だが。)カラーからしっかりと覚えさせ、それが出来たらそこは入客をさせていく。それも素晴らしいとおもうし、現に成功しているのだからまあ、いいと言えばそれでいいのだが。。
ただ、時間をかける。その時間の意味はきっとそこの一時の対価と比較する対象とはならないと僕は想う。
そもそも、美容師の長い下積みは何の為なのか。。
僕自身いま、自分が17年目と、気がつけば長々とこの仕事をしてきたから今になって振り返るとわかるのだが、それは確かに最終的には仕事でやっているのだからお金に繋げなければいけないのだが、 ただ、僕は、僕自身はそのナガい下積みの時間の中で学んだのはそんなつまらない小さな話ではなかったと確信している。
僕が教えてもらったのは美容とはどういうものか。そして、それと関わっていく人間としてどう生きなければいけないか。
そういうものを体に染み込ませる為の時間だったと想う。
例えばそれはコーヒーカップでコーヒーを飲み、それをテーブルにおく瞬間。そのカップのむきに意識。美意識はあるのか?とか。蛇口の向きは次に使いやすいようにセットしたのか?箒の立てかけた角度に機能性と美意識はあるのか?とか。などなど、上げればキリがないのだが。。
下手すれば息の吸い方もなおされるんじゃないかとおもったほどだった。。
ただ、それが段々と徐々に解ってきて、それは、それをやらせたい。だけ、からではなく、それを通して美容とはどういうものか。そして、それと関わっていく人間としてどう生きなければいけないか。を教えようとしてくれてた。と今は想う。
これはその瞬間はわからないし、あえてと言っていいほどわかりやすくは教えてもらえなかった。(ただ、単に僕の不器用さ故が大半をしめるが。)
でもそこで、がむしゃらにやり続けた時間で今、僕は生きていけているし、天職とは決して言えないし、未だに自分には向いてないと思うが、心の底から本気でこの仕事をしてきて良かったと今は思えるし、有難い事に17年目の今になって仕事が楽しくてしょうがない。
でも、これは僕にとって、長い美容人生の中においてたった、3、4年のミジカイ下積みの時間を経験させてもらえた。からだと確信している。
そして、これは写真においても何らかわらず同じ事で、今はもっと、もがき続け、その先の新たな視点にたどり着ければと想っています。。。
うん、大口叩いたからさー頑張ろー。。まずはメジャーの使い方から…よし。頑張ります…
シマネ。
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