島根径写真展「20170919-21_Bangkok」開催中です!
3月25日(日)までです。是非ご覧ください!
島根径「20170919-21_Bangkok」 |
3日目の朝は早かった。3日目は午前のうちに飛行機でバンコクを出なければ日本での仕事に間に合わなかったので、2泊3日。と言うよりは、2泊!と言う感覚だった。
しかしながらどうしても心残りだった、行きに乗りそびれた国鉄に乗りたいと、少し遠回りをして、国鉄のバンコク駅に向かった。
この国鉄は後から知ったのだが、タイ人はお金がかからないらしく、様々な人々が利用していた。
ただ、本数は圧倒的に少なく、一時間に数本。
車両もボロボロだった。
だが、その感じがたまらず、ICチップ搭載の最新の地下鉄に乗っていた時よりも、断然ワクワク感に身を包まれた。
僕が乗った電車は残念ながら、かなりまともな車両で、窓もドアもしっかりと付いていた。
しかしながら窓は全開に出来、車内では手売りで弁当を売り、ローカルさは健在だった。
何より驚きは踏み切りでは電車が止まり、車を優先させていた。日本では、僕の知りうる限り、駅伝中の箱根登山鉄道でしか見たこと無い光景だっただけに驚きは隠せなかった。
そして更に驚きは、ホームもない道端で電車が急に減速。停車し、何事かと外を見ると、1人の男性が手を挙げて車両に近寄って乗り込んで来ていた。
日本ではまず考えられない事だが、何処か微笑ましく面白かった。
この旅を通じて感じた事は、やはり人々の温かさだった。
急速に発達していく資本主義の流れの渦中にあって、ここにはまだ流されない温度があるように感じた。
これは国民性なのか。それともまだ発展仕切れていないからなのか。
ただいずれにせよ、自分にとってここが居心地が良い空間であったことは間違いなかった。
そう感じた2泊3日だった。
島根径
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