2015年3月13日金曜日

ハリルホジッチ


那須悠介写真展「緑の火」を開催中です!
22日(日)までです。是非ご覧ください!
那須悠介「緑の火」


 。・・・


ハリルホジッチ


12日、日本サッカー協会は理事会において、技術委員会から推挙されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の日本代表監督就任を承認した。そして本日開かれた会見でハリルホジッチ氏は日本での仕事を選んだ理由として「私に似たメンタリティを持っていると思ったからだ。私がこれまでと同じような気持ちで仕事ができるし、厳しさ、規律、人を尊敬すること、真面目さ、このフットボール界で大事なものを兼ね備えていると感じている」とし、自身のサッカーに対する哲学を聞かれ「フットボールには2つの面がある。ボールを持っている時と持っていない時だ。ボールを持っていない時は、全員でブロックを作って守備をする。ラインも高い、真ん中、低いとあるが、全員がそれに関わる必要がある。全員が努力する場面で誰か1人でも欠けてはいけない。ボールを持っている時も全員がかかわらなければいけない。全選手に求めることは“効果的な選手”であるということ。攻撃が大好きだし、ビルドアップはどんどん前に、たくさんの選手が関わって、人数をかけたい。また、スピードアップの向上やボールタッチ数も制限したい。ペナルティエリア内では何人も(3、4人)関わっている状況を作りたい」と具体的な戦い方のイメージはすでにあるようで「我々は『日本』。日本代表らしい戦い方をしたい」とも語った。

日本代表新監督ハリルホジッチ氏就任会見全文 >>(SOCCER KING 3月13日(金)21時0分配信)


ヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid HALILHODZIC)氏は1952年5月15日生まれの62歳。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で国籍はフランス。00-01年にはリール(フランス)を率いて最優秀監督に選ばれた。代表ではコートジボワール、アルジェリアを指揮。

アルジェリア代表では昨夏のブラジルW杯でベスト16。サッカー専門新聞『エルゴラッソ』の記事を読み返してみると、基本布陣は[4-2-3-1]。しかし状況に合わせて3バック、4バック、5バックと使い分け、選手も大幅に入れ替え柔軟に戦っている。戦術もGS1戦目のベルギー戦(1●2)ではコンパクトな陣形を維持した守備からのカウンター。次の韓国戦(4○2)では一変、前線から激しいプレスでボールを奪い、細かなパスワークとドリブルで攻撃のリズムを取り、ロングボールを交えながら韓国を下した。「多彩な攻撃サッカーでブラジルの観客をも魅了した」と記事にある。つづくロシア戦(1△1)は先制されるもセットプレーから得点を生み出し引分けに持ち込んでいる。

テレビで見たラウンド16・ドイツ戦(1●2)は負けはしたものの120分に渡る戦いはまさに“死闘”だった。私が見た試合の中では随一のベストゲームで、とにかく選手たちはハードワークを惜しむことなく球際で戦っていた。「こんなんで90分持つの?」と思っていたら延長戦も含め見事120分間走りきってみせた。しつこいようだけど本当に素晴らしい試合だった。

ハリルホジッチ監督の柔軟な戦術。ハードワーク、戦うといったところでのモチベーターとしての手腕。アルジェリアがドイツ戦で見せた一体感、それを作り出したメンタルコントロールやチームマネジメントなど期待は大きい。有識者も歓迎の様子だ。明日からは J リーグの視察が始まるが、ほとんどの情報は持ってはいないだろう。そこも元代表監督のオシムさんとは親交が深いと聞いて心強い。就労ビザなどもクリアにしているそうで、なにはともあれ27日のチュニジア戦、31日ウズベキスタン戦には間に合った。結果を求めるには尚早だが、とても楽しみである。  ムタ

参考:サッカー専門新聞『エルゴラッソ』>>
14日(土)まで発売の1569号でのハリルホジッチ氏関連ページ(18-20)の中で、西川結城氏が書かれた「決定までの経緯。最終候補にその名はなかった」はおもしろかったです。興味のある方は是非〜。160円です! ^ ^


0 件のコメント:

コメントを投稿