以前も「ハンミョウ」と、虫の名から展示のタイトルをつけたことがあります。その時はハンミョウである必然性があったわけ(少なくともその時は)ですが、今回はステートメントの中に登場する‘蛾’というフレーズから、なにか蛾に関係する大きな枠の中から決めようと思い、結果的に蛾の名前であるオオミズアオになりました。なぜそうなったのかというと、まずはその響きに引っかかりました。おお・みず・あお。漢字で大水青。良い名だなと。さらにその名前で画像検索した時に出てきた姿形を見知っていたことが決め手となりました。見かけた場所はコンビニの駐車場や公衆トイレの中だったりで、野山などのいわゆる自然の中で出会ったことがないのは少し残念な気もしますが、なにせなんだかきれいな色をしているし‘見れてラッキー’みたいな気にさせてくれる蛾なのです。(こう書き進めてくるとなんだかこの人は虫好きの人なのかという誤解を生んでしまうのではないかと不安になりますが、小学生時分ならともかく今は特別虫好きということはありません)
そんな、‘見れてラッキー’みたいな気にさせてくれる蛾の名前を冠した展示は2日目を終えました。観に来て頂いた何人かの方からは実際に、今回の展示を観れて良かったという声もいただきました。ありがとうございます。展示は5/17(日)までとなっております。どうぞご高覧下さい。
関 薫
作家在廊日
5/7•8•9•10•16•17
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