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新生日本代表、始動。
「ここが新しいスタートになる。初戦から統率力のあるチーム、常に勝利を目指して戦うチームの姿を見せたい。」8月28日に、新生日本代表メンバー23名を発表したハビエル・アギーレ監督の言葉です。
そのアギーレ監督のファーストチョイスは、ブラジルW杯メンバーから約半数の12人、国内組と海外組もそれぞれ11人、12人とこちらもほぼ半数ずつとなり、注目のA代表初招集は、CB坂井達弥(鳥栖)、SB松原健(新潟)、MF森岡亮太(神戸)、FW皆川佑介(広島)、FW武藤嘉紀(F東京)といずれも1990年以降に生まれた若手5人が選ばれた。
そこで、初招集5人のご紹介。
正直、今シーズンここまでリーグ戦5試合の出場に留まっている坂井の選出は、驚きというより少々理解に苦しむ。J1第21節・大宮戦を見ましたが、試合の入りからポジショニングが悪く対応が後手に回るシーンも。挙句には相手にPKを献上する始末(しかしこのPK、こちらも久々の代表招集となったGK林彰洋がビックセーブ!)。しかし、そこで折れることなく対人に強いところを見せていましたし、なんといっても183cmのサイズと左利きの左CBは貴重で、今回の代表経験を糧に大化けすると、かなり面白い選手になると思います。
右SBの松原は、パスとクロスのセンスに優れ、スピードもあり、長い距離のアップダウンを繰返すことができる持久力を併せ持つ、アギーレ監督が言うところの「走れる選手」。ただ最近では、所属するアルビレックス新潟の成績の下降線とともに、自陣での守備に時間が割かれ、その対応には難があり、私はあまり良いイメージを持っていませんが、今回招集された中では最年少の21歳。4年後に向けて期待したいところではあります。
MF森岡は、所属するヴィッセル神戸の安達亮監督が、森岡をトップ下に配置する戦い方を「森岡システム」と呼ぶくらい絶対的な信頼をおく中心選手。クレバーなポジション取りと視野の広さ、空間認知能力は素晴らしく、特に縦につけるスルーパスは絶品。期待してもらって大丈夫です。
皆川に関しては、まだ90分間をとおして試合を見たことが無いのであまり知らないのですが、スポーツニュースやサッカー番組などのダイジェストを見る限り、ポストプレーと空中戦は迫力があり、186cm、84kgと大きな体格ながら足元も上手い印象。なんといってもリーグ戦で、まだ328分しかピッチに立っていない大卒ルーキーは、すでに3得点と結果を出しての選出です。
“よっち” こと武藤嘉紀は今が旬な現役慶應大生イケメンJリーガー!って、そんなことはいいのですが、足元の技術に優れ、スピードに乗ったリズムのあるドリブルが特徴の選手。最近の決定力は特筆すべきで、現時点で8ゴールを記録。得点ランクは7位タイに位置する。先々週、味の素スタジアムにJ1第21節・浦和戦を見にいったのですが、その試合では2ゴールをマーク。1点目は左サイドからスピードに乗って駆け上がり、相手最終ラインと駆け引きをしながら裏を取ったもので、2点目は左サイドから中央へドリブルで切り込みながら奪ったゴールは素晴らしいものでした。アギーレ監督が明言した[4-3-3]システムの、左ウイングでのパフォーマンスは期待できそう。それに、第22節・鹿島戦のPK獲得シーンや同点ゴールのときの泥臭さにはハートの強さも感じます。
皆川、武藤に関しては、ケガのため招集を見送られた香川真司と原口元気に変わっての繰り上げ招集であり、サプライズ選出以上である坂井と松原とともに、このチャンスはモノにして欲しいですし、今回の選出には“すべての選手に代表の扉は開かれている”というアギーレ監督のメッセージを感じます。なんだか、イビチャ・オシムさんが監督をされていた頃のように、Jリーグ全体のモチベーションが上がるような期待が持てます。
それから、記者会見のとき「具体的にどういう姿勢やプレーを選手たちに求めたいか」という問いに対してアギーレ監督は「私の経験から話をすると、試合は90分あるが、インプレーは40分から45分程度だ。それ以外は審判が止めていたり、ボールが外にあったり、給水したりしている。両チーム合わせて22人でボールは一つ。平均を割り出すと一人2分持てば44分になる。そして(一人ひとりは)88分はボールを持っていない。じゃあ88分で何をしているのか。私はそれを見ていく。チームに対する責任、チームを考えるかどうかを見ていく(中略)走らない選手は呼ばない」と答えました。90分間、常に見ているぞ〜と。隙を見せたら終わりだね。
まぁ、お手並み拝見といきましょう!
5日のウルグアイ戦は取材なし・・・。
札幌で羊食べたかったのになぁ〜。残念。。。 ムタ
参考:エルゴラッソ(株式会社スクワッド)
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