2014年10月3日金曜日

アンダーカテゴリーとアギーレのセカンドチョイス。

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10月 3日 (金) ~ 10月 12日 (日)



















アジア競技大会。男子U-21サッカー日本代表・決勝トーナメントの結果。

9月25日(木) 4-0 対 パレスチナ(ラウンド16)
9月28日(日) 0-1 対 韓国   (準々決勝)

アジア大会でのU-21日本代表は9月28日、U-23韓国代表(+オーバーエイジ3人)との準々決勝で、戦力的に勝る韓国に押し込まれる展開の中での88分、大島僚太(川崎)が不運にもPKを与え決められると、そのまま試合終了のホイッスルを聞き、ベスト8で韓国・仁川を去った。

リオ五輪世代の強化も念頭においた今大会を、21歳以下の選手たちで挑んだ日本代表だったが、大会規定どおり23歳以下とオーバーエイジ枠3人で構成した国との体力差はあきらかに見て取れた。しかし、もっとも深刻に思えたのがゲーム体力だ。普段、所属するチームでなかなか出場機会に恵まれない選手の、特に後半途中からのガス欠状態は顕著であり「運動量が落ちてしまった」と吐露する矢島慎也(浦和)は足をつって倒れ込んでしまっていた。

戦術に関して手倉森誠監督は、システムを[4-3-3]から始まり、[4-4-2]、[5-2-3]、[4-2-3-1]、[4-1-4-1]と複数を用いた。アギーレ監督が言う「臨機応変さと柔軟性」、ザッケローニ前監督が言っていた「カメレオンの様な」、といったところか。守備に関しては、確かにゲーム中にシステムを変えて敵のストロングポイントを消すことで、相手チームが戸惑っていたり、嫌がったりしていたのは確かだったが、攻撃ではパスが繋がらなかったり、身方の動き出しに合わなかったりと齟齬が散見された。わずか三回(だったと思う)の短い合宿を経て再び集まったばかりのチームで戦う公式の短期決戦では、オプションを二つくらいに留め、連携を深めていった方が良かったのではないかと思うのだが。ゲーム体力と戦術の浸透。五輪出場に向けて今後の強化、育成への課題となった。

育成といえば、先に行われたAFC・U-16選手権でも準々決勝で韓国と対戦(9/14)し、日本は圧倒的なボールポゼッションでゲームをコントロールしていたのだが、バルセロナ・ユース所属のイ・スンウ(←この子、凄かった!ハンパない)の個人技で2点を奪われ敗退。来年に行われるU-17W杯への出場権を逃してしまった。そして今月の9日からは、来年のU-20W杯出場をかけたAFC・U-19選手権が始まる。なんとこのカテゴリーでは過去3大会連続して世界への切符を逃している。

アンダーカテゴリーのW杯は、A代表のW杯や五輪のように4年に一度と違って、2年おきに開催される。しかし「今回が駄目でも次こそは・・・」なんて悠長なことは言っていられない。その時に出られる選手のほとんどは一回限りなのだ。世界を目指してトレーニングを積み、アジアを突破してさらに高いモチベーションを保ったまま、約一年もの間をW杯へ向け強化ができる。そして世界基準の中で貴重な経験が積めるのだ。陸続きの欧州とくらべ、大きなアジア大陸の東の端っこに位置する日本にとって、また、いちばん伸び盛りの彼らにとっては、日常的に世界を現実なものとして意識できる大切な大切な時間なのである。もうこれ以上アジアで足踏みをしていてはいけない。“(4年に一度の)W杯に出られへんかった・・・ ” なんて、シャレにもならない事態に陥る前に今一度、育成について考え直さなければいけないと思う。

さて、その若い選手たちの突き上げを「期待する」と公言しているアギーレ監督が10月1日に、ジャマイカ戦(10/10)とブラジル戦(10/14)を戦うメンバーを発表した。さすがに前回と比べ視察の時間も増えたし、私としては納得のメンツ(G大阪のFW宇佐見貴史の名前はなかったが・・・)。代表初選出の選手はいなかったが、代表未出場でいえば、DF塩谷司(広島)、DF昌子源(鹿島・しょうじげんと読みます)、FW小林悠(川崎)。で、個人的に今回の注目というか期待の選手は、左利きで左SBの太田宏介(F東京)。運動量と左足から繰り出されるクロス、FKの精度は期待してていいです! 同じポジションの長友佑都(インテル/イタリア)の壁は高いけれど彼ならやれるはず。ちょっと踵を痛めてるって聞いたけれど大丈夫なのかしら? ちなみに、彼のマネジメントは「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」が担当。ちなみにちなみに、同じFC東京でプレーする日本代表のアンカー森重真人も同じ「よしもと」。コースケ、ネタの練習してるんだって!
モリゲとコンビ、組むのかなぁ〜。←ウソです・・・← ^ ^  ムタ

今回の日本代表メンバーはこちら・JFA公式HPへ >>

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