2014年5月28日水曜日

日本代表 1 - 0 キプロス代表

















見るからに選手たちはしんどそうでした。指宿合宿でフィジカルを上げるためにいじめ抜いた身体は、疲労がピークに達したといった感じ。そのなかでいかに「頭がどう機能するか」(ザッケロー二監督)。結果は43分に山口蛍選手のクサビの縦パスを起点に香川真司選手が相手と競り合ったこぼれ球を、右SBの位置からゴール前まで走り込んでいた内田篤人選手がゴール。シュート数はキプロスの2本に対して18本。ポゼッション率も62.7%と、まずまずといったところでしょうか。

それにしても、選手によってコンディションにばらつきがあるように見えたのが気になるところ。特にケガから復帰したばかりの選手の汗のかきようは異常なほど。しかし、要所々々で身体のキレはあったし、あと二週間ちょいもあるので大丈夫でしょう。球際で激しいコンタクトもありましたが、けが人もでなくて一安心(20分に内田選手が右足を痛めたときはヒヤッとしましたが)です。

で、この日のミッションは、セレッソ大阪の柿谷曜一郎選手と山口蛍選手の撮影。90分をとおして特定の選手を400mmの望遠レンズで追ってると、正直、試合内容ってよく分かんないんですよね〜。家に帰って録画しておいた試合を見ようと思ったら、DVDプレーヤーの “Error” 表示が点滅。これってもしかして録れてへんのん?

残念ながら・・・・・。だれか録画してないかな〜。 ムタ


気になるケガから復帰直後の選手たちの試合後コメント(yahoo Sportsnaviから)

内田篤人(シャルケ/ドイツ)
「(ゴールシーンは)本当は(前線まで)高く行き過ぎたが、何回もあそこでこぼれているのを見ていたし、時間も無かったので。個人的には、ゴールを決めてから向こう(ベンチ)に行ったが、前田トレーナー、池田ドクター、早川コンディショニングコーチのために(ゴールを)狙っていた。」

長谷部誠(ニュルンベルク/ドイツ)
「非常にコンディション的には厳しかったけど、満足できる内容ではなかったと思う。この疲れがとれ、米国で2試合あるので、その時はもっと高いパフォーマンスを出したい。
前半を見ていて、ボールを取られてからすぐに切り替えてボールを取った時にすごくチャンスになっていたので、そこは速くしようと思っていた。あとは早いタイミングで縦パスを入れようと思っていた。後半の方が相手も疲れていたし、後半の方が押し込めると思っていた。
(仮想ギリシャとして)ギリシャはしっかりブロックを作ってから守備をし、そこからのカウンターは今日よりも間違いなく高いレベルにあると思う。」
(まぁ〜、左右色違いのおしゃれなシューズ。^ ^  でも、マコちゃん天然やから間違って履いたかも? ム)

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
「試合をしていなかったというのもあるが、けががどうこうというのはあまり感じなかった。しっかりと休んで、また米国でこなせればいいコンディションで(W杯本大会に)臨めると思うし、ここまでのプロセスはほぼ100パーセントできている。
サイドチェンジを3回ミスしたけど、ただ闇雲にということでなく、意図して蹴った。練習でやっていたことをトライすることと、自分のフィーリングを確かめることを考えて試した。今のこの時期しかできないから。
(内田がゴールを決めたが)内田選手の決勝点で試合が決まる日が来るとは思っていなかった(笑)。
今まで出ていた選手でも最後までレギュラー争いというのはあると思うし、それは自分にも言えること。最後の最後まで何があるか分からない。競争していかないといけないし、その中でチームが向上していくと思っている。」


2014年5月27日火曜日

キプロス戦に向けて。

「ヤバい」、「キツい」。
鹿児島・指宿合宿で報道陣が拾った選手たちの言葉です。ブラジルW杯本大会の懸念のひとつである高温多湿の中で、いかに相手より走り勝つことが出来るか。そのためのフィジカルを上げるトレーニングの内容は、午前・午後の2部練習に渡り想像以上に負荷をかけたメニューだったらしいです。JFAの原博実さんが「ザックさん体制で、最も厳しい合宿だった」というのだから相当なモノだったと思います。

そういった中で行われる今日のキプロス戦。結果よりも、どういった課題が出てくるのか、しんどいフィジカルコンディションのなかで、どれだけ出来て、何が出来ないのかに注視する試合になると思います。

あらためて、ザックさんが選んだ23名の選手に指揮官の並々ならぬ覚悟のようなものを感じます。高さを捨て、ディフェンシブな中盤の選手をはずした人選に、“勇気を持って攻撃的に攻め抜く”というメッセージが込められたと思うのです。

しかし、今日のキプロス戦はいつも以上に冷静に戦ってもらいたいものです。戦術のおさらいと選手同士のコンビネーションの確認が第一! なんだったら負けてもいいですよ。。。フィジカル、モチベーションのピークはあくまでも6月15日のコートジボワール戦なのですから。それでも格下相手に、さらりと勝ちを引き寄せるインテンシティー(強さ、強度)を見せてもらいたいものですが。   ムタ

p.s.
なでしこちゃん、アジアカップ優勝おめでとー!


2014年5月20日火曜日

阿部真士写真展「2009,2010」


阿部真士写真展「2009,2010」開催中!>>
6月1日(日)までです。






















今回の展示は2009年と2010年に撮影した写真です。いつもとは違う小さめの写真を展示する予定だったのですが黒が全く締まらない印画紙を2回連続で引いてしまいタイムオーバーになってしまいました。なので急遽以前に展示した写真を飾っております。
これは常に弛んでいる私への罰なのでしょう。
すみません、気を付けます。 m( _ _ )m

阿部


54,350人


やっとこさ土曜日に取材した、
浦和 対 C大阪の納品終了〜。

負けた試合のデータ整理はしんどいなぁー。

54,350人

埼玉スタジアムで行われたJ1第14節の入場者数です。


この数字は今季最多で、両サポーターが繰広げたチャントの声量は凄まじく、トリハダものでした!

みなさんも、スタジアムへ足をはこんでみては如何ですか。 ムタ



2014年5月18日日曜日

でんしゃが まいります。

暇つぶしで立ち寄った本屋さんに、小さい頃大好きでよく読んでいた絵本が売っていたので、嬉しくてなって思わず買ってしまいました。
















始発から終電までの新宿駅と、新宿駅を利用する人たちを描いた絵本です。
ストレッチしているおばさんがいたり、眠そうにしている人がいたり、小銭拾った人がいたり。
小さい出来事がたくさん起こっていて、それを探すのがとても楽しいです。

小さな字でセリフも書いてあって(セリフというよりかは独り言)
そのセリフもとても可愛らしいです。
例えば.....
「あなあいている」
「きょううちにくる?」
「ねこがいる!」
普段、駅にいる時、意識しないと言葉として入ってこないようなセリフがいっぱいです。
















この絵本見ていると、街でふらふら写真撮ってる時の感じにちょっと似ていて、それも面白かったです。

(天気いいし、外で本撮ろ~。と思って葉っぱの上で撮影していたら
毛虫に気がつかず手がかぶれました。痛かゆいです。)


ハヤシ

2014年5月14日水曜日

「はると先生の夢色TUTAYA日記」3

(c)キングレコード
5月10日

『裸のランチ』1991年

監督/デビット・グローネンバーグ
原作/ウィリアム・バロウズ
出演/ピーター・ウェラー、ジュディ・デイヴィス、イアン・ホルム、ジュリアン・サンズ、ロイ・シャイダー


何故、このDVDを借りたのかは忘れてしまいましたが、「たまには洋画でも」という気持と、半年くらい前にブックオフでバロウズの文庫本を買おうとして、やっぱり面倒くさそうだから読まなかった事もあり、映画のタイトルくらいは知っていたので、つい借りてしまった作品であります。

旧作なので(私は現在、経済的に極度の貧困状態にあり「新作は贅沢、贅沢は敵」といった偏った価値観の基にレンタル商品を選んでいるのですが)、2泊で百円ちょいと言う値段は魅力的ではありますが、映画の内容が全く訳が分からず、それだけなら実害はないのだが、感想文を書かなければならなかったため、結局二泊三日を三回繰り返し借りてしまい(延滞はせず、そのつど期限内に返却して一日三百円の延滞料金を免れるところが、自分事ながらなかなかニクい動きなのだが)計6回も観てしまったのでした。


内容は、

『1953年ピーターウェラー演じるジャンキーと言うよりも神経症のセールスマンみたいな元作家の害虫駆除員ビルリーが作家志望の仲間達と物作りの苦悩を語って家に帰ったら妻ジョーン(ジュディ・デイヴィス)が駆除の薬でジャンキーになっている薬がなくなっていたのは妻が駆除剤を麻薬として使用していたからだと同僚に話していたら張り込んでいた刑事に逮捕される取調室では巨大なゴキブリが出て来て妻が謎の組織インターゾーンの回し者だから殺せと命令される靴でゴキブリをたたき潰して逃げて家に帰ったが女房はラリっていてどうしょうもなく電車の中で同僚に相談したらベンウェイ医師(ロイ・シャイダー)に相談しろと助言されるベンウェイに会ってどうしたら薬をやめられるのか相談するとムカデを粉末にした薬をすすめられる家に帰ると妻が他の男とまぐわっていてその横で作家仲間が詩を朗読している酒場でハンス(ロバート・A・シルヴァーマン)という男に話しかけられマグワンプという魚みたいな化け物を紹介されてインターゾーンの報告員になれと命令されてゾーン行きの切符をもらい質屋で拳銃とタマをタイプライターと交換する作家仲間の男マーティン(マイケルゼルニカー)がリーが妻殺しで追われている事を伝えるリーがタイプを打っているとハンスがムカデの粉について話してくるムカデの肉を加工している場所で男がベンウェイの名前をほのめかすリーは粉をなめるリーが部屋で酩酊しているとタイプがゴキブリに変わり背中にあいた穴から話しリーに「ゲイになれ」と命令する中東のような街(インターゾーン)で妻とウリ二つで名前も同じ女ジョーンフロスト(ジュディ・デイヴィス)と旦那らしき年配の男トム(イアン・ホルム)がいるハンスがトムは作家でゲイで妻も作家で旦那が若い男と遊んでいる事を知っているが何とも思っていない事を話すハンスに若いゲイの男キキ(ジョセフ・スコーシアニー)を紹介されてパーティーに誘われてトムと話しをするとトムはリーの女房殺しは自分が家政婦ファデラ(モニーク・メルキューレ)に遣らせたのだと告げる砂漠のような砂山でリーがのたうっているとこれまたゲイのような男クローケ(ジュリアン・サンズ)が話しかけてくるクローケとの朝食でリーは自分がゲイである事やそのルーツを告白しその話しを聞いたクローケはいやらしくリーを飲みに誘うがリーは断って席を立つトムとクローケは知り合いらしくトムはリーにクローケがリーを気に入っている事やハンスが麻薬を密造して強制送還になった事を話しリーに新しいタイプライターを勧めるリーはタイプでマーティン達に「やめたいけど禁断症状が怖い」という内容の文章を書くがムカデの粉が入った瓶をいじりながら咳き込んでいるリーが一人ベットで震えていると奥の部屋から悲鳴が聞こえ行ってみるとゴキブリ型のリーのタイプがトムのタイプ(カナブンみたいな)を喰い殺しているゴキブリタイプはリーに「敵を侵入させるなトムの夫人を誘惑しろ」と忠告しトムのタイプを喰い尽くしてしまうトムの留守の間にジョーンを訪ねたリーはジョーンに「タイプを使わないのか」とたずねるがジョーンは自分は使わないがトムの物ならアラブ製のものがあるからといい二人でそのタイプを叩いてムカデの麻薬も勧めて二人が興奮しながらタイプのキーを叩いているとタイプが内蔵のようになりそれに両手を差し入れてさらに興奮が高まると今度はタイプの後ろが女性器のような亀裂ができてそれがパクパクと動きその中から男性器のようなものがにょきーっと生えて来てタイプも興奮しだすリーとジョーンがそのままベットでまぐわりだすとタイプは人間の下半身とムカデを合わせたような生物に変わり抱き合う二人の上に飛び乗ってたかと思ったらいきなり家政婦ファデラが出て来てジョーンの不貞を叱ると化け物のようなタイプをムチで叩いて追いつめるタイプは逃げながらベランダから墜落してしまうそこに愛男をつれて通りかかったトムは壊れて残骸になったタイプを見つけて「おれのタイプを壊しやがって」といった感じで怒り部屋に駆け上がるとジョーンはファデラが勝手にタイプを投げ捨てたといいトムの愛男が植木からファデラが仕掛けた盗聴器の様な物をみつけてトムはファデラをクビにするといいリーに新しいタイプを捕って来てくれと頼むとジョーンが自分とリーが一緒にいくとトムに言う市場のような街でリーとジョーンは数人の女達とムカデの肉を切り分けているファデラを見つける女達は皆ファデラの愛人なのだと説明した後リーに自分はファデラの傍に残る旨を伝えファデラに寄り添うジョーンをリーは力無く眺めているリーは部屋で一人放心しながらムカデの粉を首に塗付けているゴキブリタイプが話しかける「君はインターゾーンからジョーンを殺すようにプログラムされたのだジョーンと君が結婚するように仕組むのは大変だったジョーンは人間ではないそもそも女は人間ではない我々とは違うジョーンは良く出来たムカデだ」みたいなことを話しているとトムが銃を打ち込みながら入って来て「俺のタイプを返せ」と言ってバラバラになった自分のタイプを見つけてリーのタイプ(ゴキブリ)を袋につめて奪ってしまうもう作家はあきらめろみたいな事をいってトムと愛男は出て行くリーが砂漠のような所でぶっ倒れているとマーティン達がやってきてリーを抱き起こすリーは持っている袋には壊れたタイプライターの残骸が入っているのだと言うがマーティンが袋の中身を見ると袋の中は注射器や薬が入っていた瓶の殻等で心配したマーティンがリーの家に行こうと誘うがリーはそれを断るマーティン達はリーの小説「裸のランチ」がもうすぐ話題作として出版されるのだから頑張って続きを書くようにと励ましの言葉をかけるリーの部屋ではリーが書いたと思われる原稿が散らばっている「書いた筈の原稿の見つからないページは組織の陰謀だ」と言うリーにマーティンはリーの書く小説と麻薬との関係についてたずねるリーはマーティン達にムカデの粉をすすめるインターゾーンの街でリーとマーティンともう一人の作家仲間が連れ添って歩く皆なかなか上機嫌な様子リーは二人に「一緒にここに残らないか」と誘うが二人は断るリーに餞別を渡して別れ際にマーティンは「裸のランチを書き上げるまで此所でねばれそして帰ってこい」と言いリーは一人背を向けて歩いていく路地で酩酊しているリーにキキが心配そうに寄り添う「もうマーティン達に逢えないような気がする」とむせび泣くリーを気遣ってキキがリーの家に行こうと誘うタイプが直ればまともになれるよ」みたいな事をいって鍛冶屋を訪ねて壊れたリーのタイプの残骸をを鋼炉のような所に入れてもらうマグワンプの顔に形を変えてリーのタイプが出てくる「あなたの新しいタイプだよ」とリーに微笑むキキマグワンプの口の中に手を入れてタイプを打つリーマグワンプはリーに「君はいい仕事をしているスパイに向いているクローケはゲイだから誘惑しろそうしたらベンウェイに近づける」というような事を話すベンウェイの名を聞いて反応するリーにマグワンプはインターゾーンのムカデの利権を取り仕切っているのはベンウェイだと言いリーにスパイになる事を命じるベットでキキと目ざめたリーはキキにクローケの事を知っているかと聞くとキキは「クローケは大きな車に乗っていて有名だ」というような話しをするクローケの車の中にリーとキキが同乗しているクローケは「リーに口説かれたかと思ったよ」といった事を言って戯けるがリーは肛門から話しをする男がいてやがて肛門が意思を持ちはじめて男を喰い潰してしまったとか良くわからない話しを延々と語りだすカメラは外のインタゾーンの夜道を写していてラクダを連れた人たちが居たり大きな荷物を持った人が歩いていたりするクローケの家でリーはまだ訳の分からない話しを続けているペットのオオムをキキが撫でているとクローケはキキを口説き出すがキキは嫌がって取り合わない大客間にはもっと色んなオオムがいるからとさらにキキを誘うクローケにリーはベンウェイについてたずねるベンウェイとファデラが親しい事をクローケから聞き出すとリーはキキに「大客間にオオムを見に行っておいで」と伝え自分はトイレに行くオオムが沢山いる部屋にリーが入ると怪物みたいに変容したクローケがキキを喰っているリーは恐れをなして部屋から逃げ出していく床ではムカデがトウモロコシを食べているリーの部屋で言葉で抵抗するマグワイプ型タイプを「こうなったら人質交換だ」と言ってバッグに詰め込むリーマグワイプ型のタイプと自分のタイプを交換するようにトムに話すリーに「タイプをもっと良く調べた方が良いのではないか」というトムの愛男の忠告を制しリーに拳銃を手渡すトム道端でリーが袋をあけると瀕死のゴキブリ型タイプが「ジョーンはファデラの所にいるスパイは必ず裏切るし反逆者も裏切るそれらと作家との違いは作家は唯一それを記録する」みたいな事を言って息絶えるリーがその場から去ると壊れたタイプに原稿が散らばるインタゾーンの路地を抜けて工場のような所にリーがたどり着くとマグワンプが何体も縛られて吊るされているそこでファデラの指示で働くジョーンファデラが去った後ジョーンに声かけてファデラと話したい旨を伝えるリーまるで阿片窟のように何人もの人がマグワンプの頭から出ている触覚のようなものを啜っているジョーンの後をついていくリーにマグワンプを吸っているハンスが助けを求めるハンスの言葉からベンウェイの名前が出てくるジョーンに案内されてファデラと対面するリーファデラは「ムカデの麻薬利権は政界と結びついたのでそれを断ち切ったこれからはマグワンプだ」というと自分の身体の皮を剥いで中からベンウェイが出てくるリーを利用するためムカデの粉を奨めたが今はマグワンプだと言ってアクネシアというに所に行って自分の為に働くように呼びかけるとリーは行っても良いが代償にジョーンがほしいと答えるベンウェイは「君とは組めそうだ」みたいな事を言って納得の表情をしている車を走らせているリーが国境の様な所で警備の男達に止められ尋問される職業を問われて作家だと答えるがタイプは無く万年筆を差し出すと「作家だという証拠をみせろ書いてみろ」とリーにいう警備の男車の後ろの席で眠っていたジョーンが目を覚ますとリーは「ウィリアムテルごっこをしよう」と言いジョーンの頭の上にコップを乗せさせてジョーンの額を撃ち抜くそれを見て「アクネシアにようこそ」とリーを歓迎的に受け入れる警備員額から血を流して倒れているジョーンを泣きながら抱きしめるリーだが納得した表情で警備の男に頷いている』


といったお話でありましたが、

はっきりいって何がなんだかさっぱり解らない映画で何とも言えない徒労感を味あわせていただきました。

何度か見直してワンシーン毎にストーリを追っていくと、幻想シーンの連続から物語のテーマみたいなものが見えて来るにはくるので納得は出来るのだが、原作は読んでいないし、これからもきっと読まないだろうけど、きっと文章だからこその幻想世界に引き込まれていくトリップ感覚のようなものがあったのではないだろうかと思います。

確かに、ゴキブリタイプの動きなどSFXを屈指したシーンは、妙なエロティズムが漲っていたり、インタゾーンの街のセットも登場人物達も、他には見た事の無い不思議な存在感を醸しだしていたりと見所はありましたが、この映画が作られた1991年では、まだ今のようにCGが進化していなかったのかはっきりは知りませんが、それがかえって、この映画を観るのは面倒だが見応えのあるものには作り上げたタイミングだったのかも知れません。

DVDの付録に、原作のバロウズと監督のグローネンバーグが色々とコメントしたりしている映像があって、それによると1959年に出版された原作は当時発禁になり、バロウズ自身
「ウィリアムテルごっこ」で実際に妻を射殺した過去があったりと、今までに私が曖昧に意識していたしていたジャンキー作家の巨匠というイメージをさらに凄まじく認識し、トリップした感覚も私自身の写真を撮る行為を想定すると非常に興味惹かれる処ではあるし、この映画の主題になっているであろう作家の苦悩やリスクには感緒深い気持にはなりますが、やっぱり今後もバロウズは読まないだろうと思います。ヘロインとかやったことないしワンカップ大関2本位でちょっとウダ巻いているくらいのトリップ感が私には等身大であるような気がいたします。

どうせグローネンバーグ作品を観るんだったら「ザフライ」とかにしておけば良かったです。それとも「裸の美奈子」とかですかね?

非常に疲れたでした。またね。 ☆

2014年5月12日月曜日

日本代表メンバー決定!

2014 FIFAワールドカップブラジル大会の
日本代表メンバー(SAMURAI BLUE)が発表されました!

GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)、西川周作(浦和)、権田修一(FC東京)    

DF
今野泰幸(G大阪) 、伊野波雅彦(磐田)、長友佑都(インテル/イタリア)、森重真人(FC東京)、内田篤人(シャルケ/ドイツ)、吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)、酒井宏樹(ハノーファー/ドイツ)、酒井高徳(シュトゥットガルト/ドイツ)

MF
遠藤保仁(G大阪)、長谷部誠(ニュルンベルク/ドイツ)、青山敏弘(広島)、山口蛍(C大阪)

FW
大久保嘉人(川崎F)、岡崎慎司(マインツ/ドイツ)、本田圭佑(ミラン/イタリア)、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)、清武弘嗣(ニュルンベルク/ドイツ)、柿谷曜一朗(C大阪)、齋藤学(横浜FM)、大迫勇也(ミュンヘン/ドイツ)


ブラジルW杯 GS日程(日本時間)
6月15日 10時 vs.コートジボワール
6月20日   7時 vs.ギリシャ
6月25日   5時 vs.コロンビア


セレッソ大阪からは、惜しくも南野拓実選手が外れてしまいましたが、
柿谷選手と山口選手は順当に選出されました。

そして、サプライズは大久保嘉人選手!
(名前が読み上げられたとき会場にはどよめきが・・・)
昨季、得点王を獲得したパフォーマンスは今期も続いており、今の彼はプロになってからここまでで、間違いなくキャリアハイといってもいいくらい。あとはザックさんの決断次第というところでした。

大久保選手とは、彼が国見高校で三冠を達成した2000年に初めて撮影をして、翌年のセレッソ加入後、プロデビューとなった2001年J1リーグ1stステージ第2節・浦和戦から、途中マジョルカ(スペイン)への移籍があったものの、2006年までのセレッソ在籍中によく写真を撮りました。

特に印象に残っているのは、マジョルカへ移籍する直前の2004年J1リーグ2ndステージ第15節・新潟戦。J2への降格の危機を救ってくれた二つのゴールと、試合後にサポーターへ挨拶にいったときの彼の笑顔は忘れられません(写真左上:by muta 懐かし〜)。

その大久保選手とともに川崎フロンターレで好調を維持している中村憲剛選手が選ばれなかったことは非常に残念でなりませんが、選出された選手は、涙をのんだ選手たちの分まで頑張ってほしいものです。

うわぁ〜 あとひと月かー。  ムタ


2014.5.13 追記

予備登録メンバー
GK 林卓人(広島)、DF 駒野友一(磐田)、DF 水本裕貴(広島)、MF 中村憲剛(川崎F)、MF 細貝萌(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、FW 豊田陽平(鳥栖)、FW 南野拓実(C大阪)

予備登録メンバー7名は、23名の選手に負傷者が出た場合、6月2日までなら交代が可能。ただし、負傷者の診断書をFIFAに提出し、許可が下りなければならない。なお、6月3日以降は予備登録選手は自動的に解除される。

サポート選手には MF 坂井大将(大分U-18)、FW 杉森考起(名古屋U-18)が選ばれました。

2014年5月6日火曜日

Sally Mann 「DEEP SOUTH」

関薫写真展「眩む日」始まりました。>>









サードディストリクトギャラリーでの自身4度目の個展です。今回、初の試みとして温黒調の印画紙を使用したことが挙げられます。これまで温黒調はその独特の黄色っぽさが意図的、懐古趣味的に過ぎる感があり敬遠してきました。それがどうして今回温黒調の印画紙を使用したのかというと、今年の初めに手に入れたサリーマンの写真集「DEEP SOUTH」を観て、こういう感じだったら温黒調の写真も悪くない、自分の写真にもはまるかもしれない、などと安直にも思ってしまったことに端を発しているのです。

「DEEP SOUTH」の紹介文を見ると、‘偶然、南北戦争期のガラス・ネガを見たことがきっかけで、アメリカ南部の魅力を再発見したサリー・マンが、その「ディープ・サウス」にふりそそぐ独特の光を表現すべく、湿板技法をはじめ、様々な暗室テクニックを駆使して制作した作品群。コロジオン溶液の塗りムラ?や現像に失敗したプリントのようなものも混じるけれども、それが逆に味わい深さを加味しているよう’だそうです。

はじめに彼女の中に確固としたイメージがあり、そのイメージに近づける手段として様々な技法を駆使した結果の作品なのでしょう。確かに画面に黒い点々が入っていたり全体がもやもやとしている写真があったりするのですが、それも含め一点一点がとても丁寧に作り込まれている感じを受けるのです。ちょっと前にこのブログで牟田さんがプリントに念を込めるみたいな話を書いていましたが、サリーマンのその姿勢に僕は怨念にも似た情熱と執着を感じるのです。

念の話に関していうと、やはり僕も御多分に洩れずだなと思ってしまいます。それは暗室での印画紙への焼き付け→現像→停止→定着→水洗という一連のプロセスに呪術や祈祷などのなにか儀式めいたものを感じてしまうことがあるからです。特に現像液に浸した印画紙に像が浮かび上がってくる瞬間などは、ただの化学反応という枠を超えた、なにかしらの力が作用しているのではないかと思わせるものがその一角には漂うのです。

かつて大学の暗室でプリント作業をしている際に、同じくプリントをしていた先輩が現像液に浸した印画紙の表面を、それを攪拌するための竹製のピンセットで左右上下へとやさしく撫でて?いるので、それを見た僕が何をしているのかとその先輩に尋ねたところ、特に意味はないのだけれども、おまじないのようなものだ、と答えてくれたことがありました。何か効果があるのかと僕もその動作を自分なりに真似ていると、それを見た教授にそんなことをしてもあまり効果はないと思うし、印画紙の表面を傷付けることもあるだろうからやめた方が良いと、一蹴されました。それ以来僕が印画紙を撫でることはなくなりましたが、先輩のあのなめらかな手の動きにはやはり、目には見えない何らかの力が宿り、プリントに影響を与えていたに違いないとも思えてしまうのです。

さて今回の僕の温黒調の印画紙を使ったプリントなのですが、結果どうなったかというと、当初思い描いていたようなザッツ温黒調みたいなプリントにはならなかった(研究不足もあり出来なかった)のですが、自分の写真にはむしろこれ位の色味加減で良かったなどとはっとし、一人納得してみたりしたのでした。

展示は18日(日)までです。どんな作品になったか是非ご高覧下さい。土曜、日曜は在廊しております。

2014年5月4日日曜日

ピンナップ














展示が始まるちょうど一週間前に、ピンナップで展示をしようと決めました。
それから、300枚弱のキャビネサイズのプリントを並べ、展示をする54枚の写真を決めていったのですが、オーバーマットに額装を想定した選び方とは明らかに違ったことに、あらためて気づかされた貴重な展示となりました。

ご高覧くださりました方々には心からお礼を申し上げます!  ムタ