2018年3月20日火曜日

バンコク撮影旅行日誌1日目。


島根径写真展「20170919-21_Bangkok」開催中です!
3月25日(日)までです。是非ご覧ください!

島根径「20170919-21_Bangkok」


前回の上海の旅行では、色々なハプニングはあったが、やはり写真を撮る。と言う事に関しては、海外の始めて見る色々な刺激がとても面白かった。

そして、今回何故バンコクだったかと言うと、本当はまた違う国へ行きたい。と思った時、インドへ行って見たい気持ちが芽生えたのだが、今自分がいきなりインドへ行って、生きて帰ってくる自信が無かったので、まずアジアにより体を慣らしていこう。とバンコクに行く事に決めた。

スケジュールは2泊3日。しかし、3日目は起きたら空港へ向かわなければ間に合わないくらいだったので、実質滞在期間としては一泊2日と変わらない日程になった。

飛行機はLCCのエアアジアで、2017年9/19成田発9:15分。始発の成田エクスプレスにのり空港へむかった。

空港のチェックインカウンターでまず、詰めにつめたフィルム100本分のバックが9キロを超え、機内持ち込みが出来ないとプラス6500円を支払う事になった。(融通はまるで利かない事務的な処理だった。)


気持ちが落ちながらも、フィルム数本とカメラ。携帯電話、財布、パスポートを持ち機内に入った。

機内へ入ると席は窓側だった。これなら写真が撮れる!と一気に気持ちが晴れた。

天候は晴れ。数日前に台風が関東に近づいていてひやひやしたが、そこは大丈夫だった。

しかし、フライト時間が6時間半ほどあり、数時間ほどでトイレにいきずらい事 がわかり、窓側である事を後悔した。

しかし、数度のトイレタイムも人のいいタイ人の方のおかげでなんとかクリアし、無事にバンコク、ドンムアン空港にたどり着いた。

時刻は日本とは二時間の時差がある為、現地時刻で14時まえに到着した。

事前に調べていた、市内までの足と考えていたローカル鉄道は二時間待たないと列車が来ない事がわかり、日没までの関係上断念せざるを得なかった。

仕方なく、何処へ行くかは分からないが、空港に止まっていたバスに乗ってみる事にした。

何となくの予感で何処行きだかは分からないが、おそらく町の方までは行くだろうという思いはあったので、とりあえずはグーグルマップを見つつ揺られてみる事にした。

予感は的中し近くの地下鉄の駅までくるとキップ売りのおばさんがミスターと声をかけてくれた。(タイのバスのシステムはとりあえず乗り込み後からお金を払うシステムだった。いくらかはわからなかったが、基本的には何十円かで、おそらく定額制で、キップ売りのおばさんにお金を払うシステムだった。)


バスが行き着いた、空港から近くのチャッチモットと言う駅から今度は地下鉄に乗り、スクムヴィットという駅を目指した。

この駅は地下鉄と地上(陸橋)を走っている鉄道のアソークと言う駅が交錯しているターミナル駅で夜は歓楽街としても有名な駅だった。

まずは手始めにこの場所を選んだのだが、暑さ。そして町の作り的にいまいち撮影に集中出来なかった。

気を取り直し、まずは腹ごしらえだと、グーグルマップを開き大戸屋を検索した。(事前のお客さんへの聞き込みで、大戸屋もやよい軒もあるよ!と聞いていたので。)
すると地上を走っている鉄道の駅のサイアムと言う駅のショッピングモールの中に大戸屋がある事が分かった。(因みにその後スクムヴィットにも大戸屋がある事が発覚したが。。)

なのでまず、今度はサイアムを目指し移動する事にした。
サイアムの街は流行の最先端という感じで、若者のファッションや有名ブランドのお店がショッピングモールに名を連ねていた。

しかし、ご飯は食べれたが、やはり撮影は乗ってこず、このままでは初日が無駄に終わってしまうと焦る気持ちを落ち着けつつ、カオサン通りを目指す事にした。
このカオサン通りは言わずとしれた、アジアを旅するバックパッカーには有名な場所で、渡航前から是非行ってみたいと思っていた所だった。

そして、そこに向かう手段として、鉄道が近くを通っていないのでこれまた渡航前より、是非乗りたいと思っていたトゥクトゥクで行こうと決めた。

まずは値段交渉が必須条件のトゥクトゥクは必ずといっていいほどぼったくってくる。

まず最初に止めた運転手は200バーツと言ってきた。1バーツ日本円の約×3倍の計算なので充分安いのだが、ここは交渉。100バーツまで下げさせる事にした。
しかし、この運転手とは交渉決裂。次の車を捕まえた。次も150まではいったが、またも交渉決裂。

そして3人目の運転手で100バーツでO.K.と交渉を成立させた!

始めて乗ったトゥクトゥクは思ったよりも狭く、乗り心地も最悪だったが、風を切る爽快感と、運転手の荒々しい運転の迫力。そして街の中に溶け込む感じが最高だった。
すでに夕暮れ時になってきており、シャッタースピードが稼げなくなってきていたが、撮れてる事よりも、
撮る事と、夢中でシャッターを切りまくった。


カオサン通りは、自分が思っていたよりもかなり観光地化されていて、僕の感覚では道端の広い竹下通りのように感じた。

その後、程なくして日が暮れ、渡航から休み無く撮り続けてきた疲れもあり、一度ホテルへ戻る事にした!

帰りは、運河と言う名のドブ川を、水上バスを使って帰る事にした。
この水上バスは屋形船にディーゼルエンジンを積め込んだような形式で、はじめこそドブ川のくさい臭いに鼻をゆがめたが、思いの外爽快で、その後かなりの確率でこの水上バスを利用する事になった。


ホテルへ到着し、シャワーを浴び、まだ体力があったので、歓楽街の撮影に行こうとカメラ、携帯電話、財布、フィルムだけを持ってもう一度街へ戻っていった。
まずはスクムヴィット付近に広がるソイカウボーイという地区で、100メートル程の路地に何十件かの店が軒を連ねている。という感じだった。
印象としては、ここだけ?とおもうくらい、狭いエリアに感じた。

通りの中には色々な店があるのだが、基本的にタイでもっとも有名なのは、ゴーゴーバーと言われる店のシステムで、クラブのような音楽が鳴り響いているフロアーに下着姿で女性が踊っていて、そこで客は好みの女性を指名し、値段交渉をしてホテル、もしくは店が紹介する部屋へ連れて行く。というのが一般的な店のシステムだ。

このエリアは基本的には撮影禁止になっているのだが、しれっとカメラを持ってお店に入れないかと試みたのだが、やはり難しくカメラを奪われそうになったので、さりげなく外観を撮るに留めた。

しかし、やはりこれでは全然満足出来ず、もう一つシーロムと言う地区にあるパッポン通りという、こちらもバンコクの歓楽街として有名な通りにいってみる事にした。

ここはナイトマーケットと呼ばれる夜市が開かれており、ソイカウボーイよりも大分賑わっているように感じた。

このパッポン通りはソイカウボーイに比べ大分フランクな印象の呼び込みが多く、これは写真も撮れるかな。と思ったが、やはり店内の撮影は難しく感じ、諦めざるをえなかった。


そうこう四苦八苦している間に日付も変わり、乗り換えも間違え、見事に途中駅で終電がなくなってしまった。

日本であれば、全然歩ける距離なのだが、やはり海外。夜中に暗闇を歩くのも少し怖さもあり、タクシーを捕まえる事にした。

タクシーは日本よりも大分格安なので、ホテルまで頼んでも数百円位だろうという計算が出来たので躊躇なく止める事ができた。

ところが、タクシーを止め、さぁここまでお願いします!とグーグルマップを見せようと携帯を見せると、見事に電池切れで電源が落ちていた。

とりあえず運転手の兄ちゃんは当然だが、Where are you going?と尋ねてくる。

手を上げ止めたのだから当然だ。
しかし、電源が落ちていて、若干パニック気味になった自分から出て来た精一杯の英語はI don't knowだった。。

とりあえず人のいい兄ちゃんは大爆笑で何を言ってんだ?と事情を聞いてくれ、自らの携帯でホテルの場所を検索し、ホテルに電話をし、本当に自分自身が泊まっているホテルかを確認してくれた。

そんなこんなで、長い1日を終え、滞在一日目は床につく事にした。


島根径

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